日曜日, 5月 02, 2021

masOS版Wordは今も昔も禁則処理が全く出来ない

質問がありましたので再検証してみました。
2年前に以下の内容をアップしましたが、現時点でもこの問題は改善されていません。要するにmacOS版のWordでは禁則処理がまったく機能しません。



上のようなみっともない状態を甘んじるしかありません。

念のために行きストを全選択し、ファインダー側のフォーマット・タグの[段落]をクリックし[体裁]>[オプション]にて禁則処理を何度設定しても[ユーザー定義]に設定されてしまいます、それ自体はとくに問題はないのですが、設定は一切有効になりません。見せかけだけです。これは致命的な問題なので色々実験してみました。

1.)macOS版で禁則処理設定して保存したファイルをWindows版で開く
  →Windows版で開き再設定すれば有効になる。

2.)macOS版で禁則処理設定して保存したファイルをPagesで開いて
  Word形式で書き出す。
  →Windows版で開き再設定すれば有効になる。

3.)Pagesで作成してファイルをWord形式で書き出す。
  →macOS版で開くと元の木阿弥。
  →Windows版で開けば問題なし。

 という残念な結果でした。大学などの課題で提出する場合、先生方はほぼWindows環境なので、macOS版で作成しても禁則設定もしていない学生と思われるのは残念なので、素直にPagesで作成してしまった方が良さそうです。ただし、Pagesではレイアウトや設定がwordと比べると若干異なるので要注意。もうここは素直に「禁則処理が効かないmacOS版で作成しました」と、このページをリンクして一筆入れた方がいいですね。ソレが一番かも。プリントアウトして提出なら迷わずPagesを使った方が賢明です。

macOS Word 16.48