月曜日, 3月 04, 2019

Illustratorでの描画方法(内側描画)使用時のお呪い

Illustratorの描画方法(前後に描画を切り替える)は便利なのですが、内側描画には、ちょっとしたお呪い?が必要です。

まず描画方法のお復習いです。機能は標準描画、背面描画、内側描画の3つがあります。

描いた順番に上に重なっていく通常のIllustratorでの処理が標準描画になります。

面描画では、選択したオブジェクトの下に描画します。オブジェクトでもパスでも同様に処理出来ます。

問題はの内側描画は選択したオブジェクトの中に描きます。構造としてはクリッピングマスクのような状態になります。ただし、選択したオブジェクトがオープンパスだけの場合は処理出来ません。お復習いはここまでです。

内側描画の問題的を整理するために2つの星形を作成しました。

グリーンの星を選択して内側描画で星を描き、描き終わってからブルーに色を変更しました。

続けてオレンジの星を選択して内側描画を行おうとするとグレーアウトしていて処理が出来ません。これは直前にグリーンの星に対して処理したことにより、描画方法の特殊な選択がクリアされていないことに起因しているようです。実際に描画方法特有の視線の選択が残っています。



これを回避するためには、オレンジ色の星を選択してから描画方法の通常描画または背面描画を一度選択すると内側描画を選択出来るようになります。ちょっと面倒ですが、複雑な処理を行う場合に覚えておくと助かります。

Illustrator CC 2019