日曜日, 3月 31, 2019

ZBrushCoreのUVマッピングはSculptrisで代用(130)

※画像処理テクニック講座130の補足です。

ZBrush CoreにはUVマッピングの機能がありません。逃げ道としてのポリペイントによるテクスチャー書き出し機能もありません。他のツールにデータを渡す必要が無ければ特に問題はありませんが、例えばOBJ形式で書き出してWordに貼り付けると行った時にとっても不便です。そこで昨日はPhotoshopを使う方法を整理致しましたが、Sculptrisも選択肢に入りそうです。

(ZBrushのpixologicがリリースするフリーウェア)

まずZBrushCoreで作成したモデルをSculptrisに読み込みます。モデリング結果に修正が筆余であればここで微修正を行います。

つづけてペイントモードに移動するのですが、一度移動してしまうとスカルプトモードにに戻れない野で要注意です。またペイントモードにする前にシンメトリー処理にしておかないとペイントモードにした時にシンメトリーに設定出来ません。

あとは適度自由にペイントを行います。ここで、以下の3手順で4つのファイルを作成します。

1.[show advanced tools]をオンにして
[SAVE TEXMAP]にてPNGファイルを書き出す。
 filename.png

2.[Control E]にてOBJデータを保存
 Macの場合は[Command E]
 filename.obj

3.[Control Shift S]にてSculptrisファイルとして保存
 Macの場合は[Command Shift S]
 2つのファイルが生成される
 filename.sc1(Sculptris)
 filename.zpr(ZBrush)

生成したファイルのうちOBJファイルをPhotoshopで読み込み、3Dモードで[マテリアル>拡散>テクスチャーを編集]を選び、ウインドウメニューで[アレンジ>2アップ縦]等で両方を表示させ、テクスチャー画面でpngファイルを廃止させるだけです。なお、ペイントシステム設定(上図の赤枠部分)は[投影法]でも[テクスチャ]のどちらでも大丈夫です。

もし配置・確定(saveしないと確定しない)したときに上図の様にずれが発生する場合は配置データがズレている可能性があります。

修正して再度確定(saveしないと確定しない)すれば綺麗にマッピングされた状態を確認出来ます。あとはPhotoshopの時と同様にCollada形式で書き出せば、他のツールでも問題無く利用することが可能です。

Sculptris 6
Photoshop CC 2019