1984年に公開されたアメリカ映画『ベスト・キッド』で主演のダニエル(ラルフ・マッチオ)にカラテを教える日本人ミヤギを演じたノリユキ・パット・モリタ氏が73才で老衰にて他界されたそうだ。彼は本当に日系人だったのである。しかし、それよりも私は驚いてしまったことがある。
73才の彼が24年前に出演した映画では70才ぐらいの設定に見えたが、実年齢は52才であったことを。もっともラルフ・マッチオも当時既に23才 であったのだから映画の虚構の世界は本当に分けが分からない。私はあのシリーズがわりと好きだった。もちろんパート1が最高だが、沖縄でロケしたものも あったのを思い出した。けっして大作ではなかったけど、記憶に残る作品だったのは確かだ。とにかくモリタ氏は『ベスト・キッド』にて、アジア系アメリカ人で初めてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことを賞賛すべきだろう。謹んでご冥福をお祈りします。