水曜日, 11月 16, 2005

ついにやってしまった天ぷら学生

とうとう数日前に悲願の天ぷら学生(偽学生)を強行してしまった。直前の授業で私が教えていた学生に混じって、私の恩師である教授の授業を××年ぶ りに聴く不思議な世界。予告なしに強行したので不思議がっている学生も居てちょっとニタニタしてしまった。さて、授業はデザインの科目だけど内容は完全な アナログで講義だけの世界。
良くも悪くもデジタルの世界にどっぷりと浸かっている私にとっては身を清められるような心地よさ。もちろん私はデジタルを否定するような事を言って いるのではない。もっと、デジタルではないデザインのコトについて、再考してみてもいいのではないかという意識が、今まで以上に強くなってきたというコト をいいたいのである。とにかくあの頃の学生気分に戻り、ついついメモ(授業内容ではなくて授業の進め方などを中心に)を取りつつ聞き耳を立てていると、確 かに昔懐かしい先生の声なのだけど随分丸くなったようだ。そんな私もすっかりおとなしくなっているのだから当然なのかもしれない。昔に戻ってトゲトゲにな らないとマズイのではないかと少し反省。授業が終わった後に教授は逆に緊張したと仰っていましたが、こんな体験ができることに感謝したいくらいです。忘れ かけていた何かのスイッチが入ったぐらいの意味合いが私にはありました。