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Motionのマスク処理はパスを作成するだけの簡単な処理ですが、マスクそのものに対する不透明度を調整することで、多重マスクの組み合わせが結果として100%といった演出をすることが出来ます。
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上の【図】は2つ作成したマスクをモーション処理にてそれぞれ逆方向からスライドさせているだけの設定ですが、下の【図】のように不透明度を50%にすることで、2つが重なったところのマスキングが完全に100%となり、初めて背景画像を鮮明に見ることが出来ます。マスクが4つであれば不透明度は25%という具合に、合計が100%以上になるように設定すれば、ちょっとした演出となります。
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もちろん作成後であってもマスクはIllustratorと同様の操作が可能なベジェ曲線ですので、全体の動きの中で少しずつパスを調整できるので、重なり具合をギリギリまで試行錯誤することが出来ます。
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