金曜日, 10月 16, 2020

Photoshopの3D深度マップ調製方法

Photoshopの3Dメニューにある[レイヤーから新規メッシュを作成]の[平面]などで任意の画像を利用すると、極端になりすぎて使い物になりません。しかし、これは仕様なので、その癖を理解すると思い通りの凸凹を作成することが出来ます。

まずデフォルトの塗り設定をしてから、フィルタメニューの[描画>雲模様1]を実行します。

説明用にレイヤーの構造はこのようにしています。

雲模様の設定レイヤーに対して、[レイヤーから新規メッシュを作成]の[平面]をストレートに実行すると、処理結果は極端に凸凹状態となってしまいます。

ところが白い背景レイヤーをブラック50%ととして、雲模様を設定したレイヤーの描画モードを乗算とし、上のイメージとしてからレイヤーを全て結合させて、実行します。

これで随分と凸凹がなだらかになってきました。

同様にしてい背景レイヤーをブラック80%ととして、雲模様を設定したレイヤーの描画モードを乗算とし、上のイメージとしてからレイヤーを全て結合させて、実行します。

かなり凸凹が緩和されてきました。ただし、真っ黒状態です。ここで任意の色でペイントしても良いのですが、グレースケールで見たいときは・・・

レイヤー構造を上の様に一番上に白で塗ったレイヤーの不透明度を50%程度にします。

これで上の様なイメージとなりました。これを実行すると・・・

こんな感じです。もちろん処理法宇帆は色々有りますが、白黒のコントラスト差を控え目にすることがポイントになります。

あとは必要に応じてのペイント処理で求めるイメージを調整する事が出来ます。もちろん3Dデータとして書き出すことも出来ます。

 Photoshop CC 2020