土曜日, 10月 17, 2020

一眼レフカメラを安く上げる個人的な考え方

質問があったので、簡単に整理してみました。希望は、出来るだけ出費を抑え、ジックリと開放F値の小さい明るいレンズで撮影したい。と言う内容でしたので、個人的な見解を整理しました。また、価格は変動しているので、探せばと安く手に入れることも出来る場合があります。まずボディーは中古で良いでしょう。古いミラーレス一眼であれば探せば中古で4000円ぐらいから手に入ります。なにより、ミラーレス一眼は、一眼レフに比べ「フランジバックが短い(レンズマウントとイメージセンサーの距離が短い)」ので「マウントアダプター」が使いやすい構造だからです。また、マニュアルレンズに絞ると中古で3000円台から手に入れることも可能です。それらの組合せを以下に整理してみました。なお、撮影にはメニューにてレンズなしレリーズ」を「許可」に設定する必要があります。

ちなみに一眼もミラーレスも標準ズームレンズはF3.5〜という場合が多いので、望遠気味あるいは被写体に近づくという手法はありますが基本的に開放でボケを狙う写真には向いていません。そこで明るいレンズを別途購入する事になるのですが、一眼用よりもミラーレス用の方がリーズナブルな価格になっています。その点もミラーレスのメリットになるのではと考えいます。

これは理想という意味での参考例です。オートフォーカスレンズでありながらマニュアルフォーカスも可能な純正レンズ。中古で30000円前後。液晶モニターだけでなく電子ビューファインダー(中古で10000円前後)を付けると完璧ですが、価格は意外と高くなります。また、拡大表示機能を使えば特に必要というわけではありません。

OLYMPUS PEN Lite E-PL2 GLD
電子ビューファインダー VF-3
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8(実際には34mm F1.8相当になる)

防犯カメラ用マウントのCCTV(Closed-circuit Television)レンズをマウントアダプターでカメラに装着。絞りもピントリングもあるので、通常のマニュアルレンズと同じ感覚で使える。ただし、マウントアダプターとはネジ込み式なので、カメラによっては絞りリングのメモリが下になってしまう場合があります。また絞りリングは引っかかりがないものが多い。新品で3000円前後で入手可能。

Panasonic LUMIX DMC-GF2B
VBESTLIFE 35mmF1.6(実際には70mm F1.6相当になる)

比較的安価で入手可能なマニュアルレンズの標準50mm(中古で15000円前後)。各社から出ているので、マウントアダプター(新品で3000円前後)さえ揃えれば、どのメーカーのモノでも装着可能です。

Panasonic LUMIX DMC-GF3W
Ai NIKKOR 50mm F1.8(実際には100mm F1.8相当になる)

カメラのマウントごとに販売されている外国製の安い専用のマニュアルレンズ。新品で5000円から色々ですが、意外と使えます。もちろん数万円のレンズと比較してはいけませんが。コストパフォーマンスは素晴らしいです。ただし、絞りリングは引っかかりがないものが多いので無意識に変更してしまうことに注意が必要です。

SONY α NEX-6
Neewer 25mm F1.8(実際には37mm F1.8相当になる)

ミラーレス一眼はレンズ設計が通常の一眼より構造上設計が容易なのでリーズナブルなモノが多いです。これは参考例ですが、魚眼レンズも13000円前後から手に入ります。

OLYMPUS PEN Lite E-PL1s GLD
Brightin Star 7.5mm F2.8実際には15mm F2.8相当ですが、180度の魚眼レンズ)

50mmのマニュアルレンズを装着した場合、PanasonicやOLYMPUSのマイクロフォーサーズ系に装着すると焦点距離は2倍(100mm)になります。SONY α NEXシリーズはAPS-Cなので焦点距離は1.5倍(75mm)になります。ちなみに、マイクロフォーサーズ系は純正レンズでも価格が安いのが魅力ですね。

撮影は
Panasonic LUMIX DMC-GF2W
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH