金曜日, 10月 30, 2020

今更ながらZIP圧縮を改めて理解する

質問がありましたので、意外と混乱するZIP圧縮について簡単に整理してみました。流れが理解出来れば混乱はなくなります。

上図はWindowsのデフォルト環境でZIP圧縮をした場合です。上の段はtestzipというフォルダーに3つのファイルを入れてから、testzipフォルダーを圧縮した場合です。testzip.zipを展開すると、testzipというフォルダーが現れ、その中に3つのファイルが格納されています。
下段は、3つのファイルを選択してZIP圧縮をした場合です。testzip.zipを展開すると、その中に3つのファイルが格納されています。

Windows環境でZIP圧縮を行う場合は、フォルダーまたはファイルを選択後に右クリックしてから[送る>ZIP圧縮]です。

macOSX環境ではZip圧縮したデータをダブルクリックすると自動的に展開(圧縮データが通常のデータに戻る)されますが、Windows環境の場合は、そのまま中が見えてしまいます。知らずにその中から確認したいファイルを開くと、文字化けしたり、データか不明と入った状況になってしまいます。必ず右クリックで展開を選んで通常のデータに戻してから確認するようにしないと勘違いのもとになるので要注意です。

上図はmacOSXのデフォルト環境でZIP圧縮をしたデータをWindowsで展開した場合です。上の段はtestzipというフォルダーに3つのファイルを入れてから、testzipフォルダーを圧縮した場合です。testzip.zipを展開すると、_MACOSXとtestzipフォルダーが現れ、testzipフォルダーの中に3つのファイルと.DS_Storeが格納されています。ただし、日本語ファイル名は文字化けしてしまいます。_MACOSXフォルダーと.DS_Storeは削除して問題ありません。

下段は、3つのファイルを選択してZIP圧縮をした場合です。testzip.zipを展開すると、その中に_MACOSXフォルダーと3つのファイルが格納されています。ただし、日本語ファイル名は文字化けしてしまいます。_MACOSXフォルダーは削除して問題ありません。

macOSX環境でZIP圧縮を行う場合は、フォルダーまたはファイルを選択後に右クリックでZIP圧縮または[ファイルメニュー>圧縮]です。

なお、macOSX環境でWindowsユーザート頻繁にやりとりする場合は、CleanArchiverを使うと便利です。