InDesignと同様でWrodにもルビの機能がありますが、ちょっと面白い使い方もあります。ちなみにGoogleドキュメントにはルビの機能はありません。
まずサンプルデータを用意しました。
ルビを指定したい文字を選択してホームタグの[フォント>ルビ]をクリックします。
すると上の様な画面で出て来て自動的にルビを設定してくれます。実はこの機能は読み方が解らない文字の読み方を知る方法でもあります。
ところが、ルビを設定するとその行と前の行との間が広がってしまいます。これはWordの場合、Ⅰ行の行数で自動的に行間を設定していることに寄ります。つまりこの行だけ文字の背が高いと判断しての自動処理です。
そこで同じサイズの文字列全体を選択してから、ホームタグの[段落>行と段落の間隔]をクリックします。
※macOSの場合はファインダー側のフォーマットタブにある[段落]>[インデントと行間隔]で調整します。
表示されたパレットの行間設定を[固定値]として任意の行間を設定します。文字サイズの1.5倍ぐらいが一つの目安です。ちなみにGoogleドキュメントには行間設定を[固定値]にする機能はありません。
またルビを設定した時のプレビュー画面でバランスを考え、ルビのサイズや位置関係を調整します。
これでいい感じのルビが設定出来ます。
ところで、ルビはあくまでも読み方をWordが判断して自動的に処理しているので、ユーザーが勝手な読み方を入力することが出来ます。魑魅魍魎は恐らく英語で"evil spirits of rivers and mountains"だと思うのですが、長すぎるので"evil spirit"としてみました。もちろんムチャクチャな設定も大丈夫です。
前記したように、難しい漢字の読み方を探す場合にも便利なんです。ただし、常に正確とは限らないです。上は一見正確ですが違っています。
当て字だとは思うのですが、一応パセリの漢字表記になります。このあたりは難解な読み方なのでどうしようもありません。なお、ルビを解除したいときは、もう一度選択あるいはControl Aで全体を選択してから再度ルビ設定を選んで[ルビの解除]で削除する事が出来ます。
※macOSの場合はCommand A
Word365 2020
Word for Mac 16.59(2022/03/21)
Word for Win 16.0.14931.20128(2022/03/21)
2022/03/21 macOS版対応部分加筆