今回はWordの図形処理で地図を作成してみます。
地図と言っても図形の組合せなので、挿入タグの[図形]で表示される一覧から任意の図形をクリックして作業に入ります。
今回は上の様な地図を作成してみます。
まず道路から作図すると効率的です。その際、四角形を細長くするのではなく、線を太らせるという流れで作図すると後処理が桁違いに楽です。
ザックリと配置したら、それぞれの線を描画ツールタグの[図形の書式](※1)>[図形の枠線]にて適宜調整します。最初の1本を設定し手その複製を作戦(Shift Control(※2)でドラッグ)するか、グループ化して一気に処理が良いでしょう。
※1 macOS版では[図形の書式設定]
※2 macOS版ではShift Option
部分的に道路の幅を調整したら川を描きます。川は図形ツールの[星とリボン]に[小波]があるので、それを使ってみました。
ここで川の色を調整し、一番上の道路の複製を下に作成してこれを線路とすることにします。
線路は黒にカラーリングを変更し、描画ツールタグの[配置>背面へ移動]にて道路の下に配置します。また、橋の描画は、図形ツールの[基本図形]にある括弧を利用します。括弧は両方で1つのモノが在るので片側だけのものを太らせてから複製を作成し、複製を左右反転させるとそれにしい雰囲気が出せます。
これで道路と川、そして線路と橋が完成しました。
あとは四角形を作成し、右クリックで[テキストを追加]にて任意のテキストを入れて色顔すれば完成です。[至平成]と[至昭和]は塗りと線も無しにしているだけです。また、大学のL字形状は2つのサイズ違いの四角形をグループ化しているだけです。
カラーリング調整が済んだら完成です。適宜グループ化を行いながら処理すると作業が楽です。
なお作図にあたっては、グリッドを設定しているとバランスが掴みやすいです。まず、レイアウトタグの[ページ設定]>[図形の書式設定]にて[文字数と行数]で[グリッド設定]を選びます。
※macOS版ではレイヤータブの[余白]>[ユーザー設定の余白]>[グリッド線]で設定します。
ここで、文字グリッドを表示する間隔にチェクを入れると方眼表示になります。
上は完成後に設定した状態ですが、作図前に設定した方が初めての場合は作図しやすいと思います。
Word365 2020
Word for Mac 16.59(2022/03/21)
Word for Win 16.0.14931.20128(2022/03/21)
2022/03/21 macOS版対応部分加筆