今回は文字入力時に初心者が焦りやすい問題を整理してみました。
まず最初に文字を入力した後に修正したいとき、修正箇所にカーソルを入れて文字入力したりしますが、何かの拍子に[上書きモード]になってしまうことがあります。無意識に[Insert]キーを押してしまったり、ファイルの一番下のバーを右クリックしたりして設定されてしまうわけですが、初心者は何か起こったのか?と大混乱してしまいます。
では[上書きモード]とは何か?ですが、デフォルトは[挿入モード]になって言います。上の例は、「日本語」と「入力」の間にカーソルを入れてスペースキーを入れた時の処理結果を示しています。自分が求める処理でな い場合は[Insert]キーを押すか、ファイルの一番下のバーを右クリックしてメニューで切り替えれば逆のモードになります。
次に1文字消したいときに[Back Space]と[Delete]キーの処理結果の違いも理解しておきましょう。[Back Space]がカーソルキーの左側の文字を[Delete]がカーソルキーの右側の文字を消します。ただし、文字を選択した場合は[Back Space]も[Delete]も、どちらも選択した文字だけが消去されます。
次に入力した文字をスペースキーで漢字に変換できますが、日本語変後の場合4つのモードに切り替えるコトが出来ます。
切り替えるときは、タイピングの後にファンクションキー(キーボードの上にあるFと数字の組合せキー)を押すことで入力モードを変更せずに変換することが出来ます。
次に読み方が解らない文字の入力方法は、デスクトップの右下にある「あ」とか「A」の部分(IMEアイコン)を右クリックして表示されるメニューから[IME バッド]を選択します。
※macOSにはIME バッド相当の機能はありません。代用処理はこのページの下に記載しています。
ここで左端の一番上にある鉛筆のアイコンをクリックして求める文字を書いていくだけです。IMEパッドはかなり賢いので、途中まで書いただけで目的の文字を探し出してくれます。コツとしては書き順を正しくです。綺麗でも書き順が間違っていると賢く処理してくれません。
なお、macOS環境にはこの手書き入力の機能がありません。macOS環境でも活用したい場合は、Google日本語入力をインストールし、ツールの中にある"HandWriting"を使うと同等のことが出来ます。ただし、上図のようにペンタブレットで丁寧に筆順を守って書いても、こんな状態で賢いとは言いがたくてイライラするかもしれません。
Word365 2020
Word for Mac 16.59(2022/03/21)
Word for Win 16.0.14931.20128(2022/03/21)
2022/03/21 macOS版対応部分加筆