Illustratorは前後関係のデータ構造なので、捻れた形状を演出するためには小細工が必要です。その時、ベーストなる形状がアールの場合は時として微修正が必要になります。
まずパスでねじれ状態を作成し、先端を[丸形先端]として任意の太さに設定します。
作成したパスをねじれの中心位置でカットします。カット前に適当なグラデーションを設定しておくと分かり易いです。なお、カットしたことでオープンパスになりますが、そのままにしておくことで輪郭を塚することが出来ます。
分割したパスを別々にオブジェクトメニューの[パス/パスのアウトライン]でオブジェクトに変更します。
ただし、この処理でアールのある部分の一部に変な食い込みが発生してしまいます。
上図は食い込み部分のイメージ画像です。
取り敢えず2つに分断したパーツを個別に選択して[パスファインダー/合体]を実行します。
[パスファインダー/合体]を実行した直後の状態。アンカーポイントのハンドルが無くなっているので厳密に言うとカクカクの状態です。
カクカクの線はスムースツールで丁寧に該当部分の線をなぞることで綺麗なアールに自動調整で来ます。焦らずに処理取ることがコツです。上図は処理後の状態です。
後はグラデーションの視点と終点、そして角度に注意しながら設定していけば立体感を演出することが出来ます。また、冒頭のイメージのように輪郭を加えることも出来ます。
上図は最終的な調整イメージです。
Illustrator CC 2018