木曜日, 1月 22, 2004
建築物からのオーラー
21日夜、外苑前である打ち合わせの帰りに近所にいる友人いつものケーキ屋さんでとお茶会をした。このケーキ屋さんは今月いっぱいで閉店だと聞かされて少 々寂しくなってしまった。で、その際、16日の行われたパーティー会場で私は何人かの方を同席していたにもかかわらず気が付かなかった事を知らされた。随 分失礼な思いを相手にさせてしまったのかも知れない。数年会っていないと途端に記憶から消去されてしまうかのように人の顔を忘れてしまうのは私の悪い習性 かもしれない。あるいは、普段と違う格好だったりすると途端に記憶がメタメタになる。とにかく私は人の顔と名前を覚えるのが下手だ。多分それは全体のイ メージで記憶しているからだろう。要するにこちらが勝手にその人のイメージを固定してしまっているのだが。だから一度会ったら絶対に忘れない方もいる。そ れは色々な意味でインパクトあるいは個性が強いということかもしれないが、冷静に分析してみると一概にそうとも言えないようだ。例えば街並みを歩いている 時、私はすれ違う人をほとんど見ていなかったりする。では何を見ているのかと言えば、お店や普通の家の風情といったあたりである。例えば普通の家は家とし て見ただけなら取りたてて面白くもないのに、その区画という町の中に存在していることで妙に個性的となっている場合が多々ある。偶発的なのか意図的なのか は解らないが、そういった組み合わせの面白さに何故か吸い寄せられる。これは建築物から発せられる一種のオーラーなのかもしれない。(column: 1467)
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