木曜日, 1月 08, 2004

林檎豪華セットの返却

8日、先月22日より、某所より貸し出されていたPower Mac G5/Dual2.0GHz/1.5MB Memoryと、Cinema HD Display 23を返却した。実は年明けから一度も起動していなかった。正月にじっくりパソコン三昧なんていうのは、実に当たり前の話だがやっぱりあり得ないことを改 めて知った。そんなこんなで少々もったいなかったかも知れないが、私のマシンではないのでワガママは言えない。また返却は12日までだが、土日を挟んでい る事と、1日余裕を見ることで本日の返却となった(しかし、よく考えたら12日は振り替え休日ではないか。それも成人式の振り替えというのだから笑ってし まう。いや、12日返却というのは不可能なではないか)。ということで実質1週間ほどの使用だったことになるが、もしかしたら舐めるように使い倒さなくて 正解だったかも知れないほど環境は快適であった。要するに本気で借り物を使い倒してしまうと、絶対に欲しくなってしまうから危険だという意味である。とに かく私にとって一番驚異的だったのはG5よりもCinema HD Display 23の方だ。このモニターは本当に究極かもしれない。買うんだったらコレしかないだろう。もちろん純粋にモニターとして判断した場合だ、つまり液晶タブ レットなども含めてしまうと選択に困ってしまうからだ。ところでこの究極の純正モニターとMacOSX(Panther)との組み合わせではモニター調整 が驚くほど簡単に出来てしまうのである。簡単と言うより、いい加減に調整してもそれなりの結果をもたらしてくれる。つまり、従来のように調整中に頭の中が グチャグチャになるようなこともなく、実に解りやすいのである。さてさて、プロユーザーにみるMacOSXへの完全移行はまだまだ多数とは言い難いよう だ。これはあくまでも個人的な感想だが、何度も延命をだらだらと続けているアップルにも責任はあるのではないだろうか。あとは、MacOSXでしか利用で きないAdobe Creative Suite日本語版がどう影響するかが実質的な分かれ目になってしまうだろう。この際Adobe CSをWindows版にしてマシンもろとも新規購入してもMacOSXが快適に走るマシンに買え買えてAdobe CSにするよりはるかに経済的だ。もちろん周辺機器などのちょっとした調整に細かい出費は必要だが。しかし、それでは『いざWindows〜!』とかけ声 を上げたとしても、Macintoshしか使ったことのない人にはちょっとした落とし穴が待っている。まずカラー調整は絶望的とは言わないが、あまり信用 できない。また、Adobe CSを使っている限りはMacとの違いは皆無と言ってもいいが、それ以外の部分では恐らく頭の中が真っ白になるはずだ。特にネットワーク設定を理解できた らそのままエンジニアになれるだろう。私は4年越しにネットワーク経由のプリンタ設定に放浪され、知り合いの専門家数名に確認してもらったが、原因が解ら ずに諦めてしまった。さて、貴方ならどうする・・・。(column: 1450)