ZBrushファミリーにminiが加わり、4兄弟になりました。そこで、それぞれの間でのデータ互換について検証してみました。なお、それぞれは便宜上以下の様に表記します。
無印(ZBrush)
Core(ZBrushCore)
mini(ZBrushCore mini)
Scluptris(Scluptris)
まず無印はファイルメニューの開く(Open)と別名保存(Save)でZPR形式のやりとりを、ツールメニューのインポート(Open)とエクスポート(Save)でOBJ形式のやりとりが可能です。他のファイル形式もありますが、ここではOBJ形式に絞ります。
Coreは無印と同様にファイルメニューの開く(Open)と別名保存(Save)でZPR形式のやりとりを、ツールメニューのインポート(Open)とエクスポート(Save)でOBJ形式のやりとりが可能です。
miniは画面左上のフォルダーのアイコンのうち、左側がOpen、右側がSaveのシンプルな構造です。
最後にScruptrisですが、画面左上のアイコンの下にOpen、Save、GoZが固まっています。
でお互いとの互換系を整理したのが上の表です。現状では意外にも無印はminiと互換性が無いことが解ります。
※無印ZBrushとCoreは2020 1.6でないとminiで書き出したzprは読み込めません。ちなみに、2020/0712現在まだリリースされていません。
■iMage 3Dデータ作成
無印: 不可
Core : ZPRで書き出す→miniで開き書き出し
mini: ストレートに書き出し
Sculptris: 不可
■無印にデータを渡す
Core: ZPRまたはOBJで書き出す→無印で開く
mini: ZPRで書き出す→無印で開く
Sculptris: OBJで書き出す→無印で開く
※Sculptrisの場合はGoZで無印に送ることも出来ます。
■Coreにデータを渡す
無印: OBJ形式でエキスポート→Coreで開く
mini: 不可
Sculptris: OBJ形式でエキスポート→Coreで開く
■miniにデータを渡す
無印: 不可
Core: ZPRで書き出す→miniで開く
Sculptris: 不可
■Sculptrisにデータを渡す
無印: OBJ形式でエキスポート→Sculptrisで開く
Core: OBJ形式でエキスポート→Sculptrisで開く
mini: 不可
ZBrush 2020 1.4
ZBrushCore 2020 1.4
ZBrushCore mini 2020 1.6
Scluptris Alpha 5