今回は、データを条件指定して2種類に分けるためのIF(イフ)関数です。プログラムなどのIF THEN ELSEのIFです。
まずデータを用意しました。便宜上前回のRANK.EQのデータを使い回していますが、データそのものは変更しています。
一番上の上杉謙信さんのデータで作成してフィルをしますので K3 を選択して数式タグの[論理関数>IF]を選びます。
表示されるパレットは上から・・・
論理式 → 条件を設定
値が真の場合 → 条件が成り立つ場合はどうする
値が偽の場合 → 条件が成り立たない場合はどうする
となります。ここでは420点以上は合格、そうでない場合は不合格と設定します。
図式化するとこんな感じです。
論理式 → 上杉謙信さんのデータ i3 をクリックし、[それが420点以上であれば]と論理式を記述します。 i3>=420
値が真の場合 → 条件が成り立つ場合は合格なので"合格"とします。合格だけ入力すれば自動的にダブルコートで囲まれますが、Tabキーで強制入力することも出来ます。
値が偽の場合 → 条件が成り立たない場合は不合格なので"不合格"とします。不合格だけ入力すれば自動的にダブルコートで囲まれますが、Tabキーで強制入力することも出来ます。
なお、比較演算子の意味を整理しました。[以上]や[以下]のように[以]が付く場合は自分自身の値も含みます。[より大きい]または[超過][より小さい]または[未満]は自分自身を含みません。
一番最初のデータが表示されたら、いつものようにフィルを実行して完了です。
=IF(I3>=420,"合格","不合格")
IF関数は一番使う関数と言っても過言ではありません。また、二択ではなくて三択以上の使い方も出来ますがそれは次回に整理します。
Office365 2020