今回から関数に入ります。ということで最初は順序ほ返す[RANK.EQ](ランクイコール)です。
まずサンプルトして用意したテスト結果データの合計を出します。
J3 にカーソルを入れ、オートSUMでも構わないですし、数式バーに直接 =SUM(B3:I3) でも同じです。上杉謙信さんの合計点を出します。
あとは J3 の値をフィルすれば全員の合計点が出ます。
次に K3 カーソルを入れて合計点の多い順に順番を求めます。まず K3 にカーソルを入れてから、数式タグの[その他の関数>統計>RANK.EQ]をクリックします。もちろん慣れてきたら直接数式バーに入力しても問題ありませんが、はじめのうちは数式タグから見付けてパラメーターを入れるという流れが安全で確実です。
RANK.EQ を選ぶと上の様なパレットが表示されます。上から以下の様な値を入ります。
数値→自分自身の値
参照→他の値も含めた全て
順序→表示順の指定
一番上の上杉謙信さんのデータで処理してからフィルをするので、ここには J3 が入ります。
数値→一番上の上杉謙信さんのデータで処理してからフィルをするので、ここには J3 が入ります。カーソルを[数値]のボックスに入れて J3 をクリックします。
参照→ここは合計点の全てを選択します。カーソルを[参照]のボックスに入れて J3 から J14 までをドラッグ選択して J3:J14 とします。ただし、このままでフィルをしてしまうと次の武田信玄さんの参照範囲が1つズレてしまい J4:J15 になってしまいます。Excelデータのデフォルトは相対参照だからです。そのため、この範囲は絶対参照(全員が同じ場所を参照)にする必要があります。まず J3:J14 を入力(取得)してから、全体 J3:J14 を選択しファンクションキー4番(F4キー)を2度叩き J$3:J$14 とします。
順序→に関しては[1(True)]または[0(False)]のどちらかになります。ヒントが表示されるので混乱はないでしょう。ちなみに数値の順番なので通常数値は小さい順にカウントします。ですから、点数の低い順に番号をという指定があればここの値は[1]となります。ただし、テストの成績や売上金額と言った値の場合は大きい順にカウントしますのでイレギュラーの数え方としてここの値は[0]になります。
なお、絶対参照設定で叩くF4キーの回数によって意味が異なる状況を上に整理しました。今回のケースでF4キーが2回なのはJ列は固定されているからです。固定されていないのは行なので2回となります。
=RANK.EQ(J3,J$3:J$14,0)
これで全員の成績と順番が確定しました。なお、どんなに簡単な計算結果であってもExcelでは必ず数式で個知恵を出します。それは元データに変更が入った時に自動的に修正が働くからです。
Office365 2020