火曜日, 4月 27, 2021

レンズのF値の大きさで被写体の主張が変わる

質問がありましたので・・・撮影時のF値の設定はどうしたらいいのか?という質問だったのですが、答えは「自由」です。ただし、F値が小さいほどピントの合う距離が狭いのでボケが発生して主題が浮き上がります。逆にF値が大きくなるとピントの合う距離が広くなるので、全体的にピントが合ったようになります。これはレンズの画角も影響してきます。

・望遠レンズほどピントの合う距離が狭くなるので、F値が大きくてもボケが多い。
・広角レンズほどピントの合う距離が広くなるので、F値が小さくてもボケが少ない。
・CCDが大きいほど同じF値でもボケが多い。

ということでOLYMPUS PEN Lite E-PL2にAi NIKKOR 35mm F2.0の組み合わせで実験してみました。マイクロフォーサーズなので画角は実質70mmでF値はそのままのF2.0となります。

F2の場合。セブンにしかピントが合っていません。よく分からない真ん中のキャラの足下に何かあることぐらいしか分かりません。その後ろはなんだかワカランチン状態。

F4の場合。真ん中の何かかせラゴンのようにも見える。そしてその足下にテープらしきものがあることが分かります。

F8の場合。真ん中はラゴンのようで、足下のものはテープだと分かります。ラゴンの後ろはケール人のようだと分かります。

F16の場合。ラゴン、ケムール人だもしっかり認識できました。

距離的にはレンズから20cmにセブン、その後ろ20cmにラゴン、さらに20cm後ろにケムール人という距離で実験しています。もちろんF値が大きくなるとシャッタースピードが遅くなるので三脚が必須です。

OLYMPUS PEN Lite E-PL2
Ai NIKKOR 35mm F2.0