月曜日, 7月 02, 2018

Illustrator
重なった図形の確認と整理方法

Illustratorでの作業中、無意識に同じオブジェクトを複製してしまい、同じ位置に配置していて気が付かない場合があります。大きな問題にならなければいいのですが、基本的にはこの手の状態は放置しない方が良いですね。ということで、万が一やらかしてしまったかも知れない場合はパスファインダーを活用します。

まずサンプルとして3つの円が同じ位置で重なった状態と、1つの円を直線のように作図したモノを用意しました。どちらもクローズパスの図形です。

上図は処理結果です。3つの円は同じ位置なので1つの円にしか見えません。直線は円で描画していますので、実際には2本の線が重なっています。ただし、1つのオブジェクトという状態です。

ここで、パスファインダーの刈り込み、合流、切り抜き、アウトラインのどれかを実行すると線の情報はゼロ(無し)となりますが、1つの円、そして1本の線に変換されます。もし選択したオブジェクトに対してこれらの処理を実行してエラーが表示されれば、同一オブジェクトが重なっていないことを意味します。

処理結果に対して任意の色を指定すると上図のように、確かに1つの円と1本の線になっていることを確認出来ます。

Illustrator CC 2018