カラー画像をモノクロに変換する場合、イメージメニューの[彩度を下げる]またはパラメーター調整できる[白黒]を使いますが、[白黒]で赤、緑、青等を誇張したデータを別途作成して、編集メニューの[レイヤーを自動合成]するといい感じのモノクロ画像を得ることが出来ます。
ソーストして用意した8年ほど前の写真です。まずレイヤーの複製を3枚用意します。
EPSON R-D1xG
Voigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4.0
最初の複製レイヤーに対して、イメージメニューの[白黒]にてレッドを明るめに調整(スライダーを右に)してみました。
上図はその処理結果です。
次に2番目の複製レイヤーに対して、イメージメニューの[白黒]にてグリーンを明るめに調整(スライダーを右に)してみました。
上図はその処理結果です。
続けて、3番目の複製レイヤーに対して、イメージメニューの[白黒]にてレッド、イエロー、グリーン、シアンなどを調整して、全体的に重い感じに調整してみました。
上図はその処理結果です。
ちなみにソース画像を何も調整せずにイメージメニューの[白黒]を実行したのが上図です。
作成した3つのレイヤーを選択し、編集メニューの[レイヤーを自動合成]を実行すると、いい感じのモノクロ画像が出来上がります。3つのレイヤーは処理後にレイヤーマスクでちょうせいされますので、手動で微修正も可能です。
Photoshop CC 2018