月曜日, 12月 24, 2018

Photoshop
2種類あるファイル複製の極意

セミナーでの質問や感想を頂くと、それかせ実はとっても素敵な質問だったりしてココのネタに繋がったりします。今回はPhotoshopでの複製についてまとめてみました。

まず適当に作業中のファイルがあったとします。これを大きく変更したい場合は、ヒストリー機能に頼るのでは無く、思い切って複製を作成してしまう方が賢明です。ちなみに環境設定のヒストリー数が大きいほどパフォーマンスは低下します。そのため、私は2にしています。

イメージメニューの[複製]を選ぶだけです。

[複製]を選ぶとファイル名を聞いてきますので分かり易い名前に変更して[OK]ボタンをクリックするだけで完了です。レイヤーの状態も含めて全く同じファイルが自動的に生成されます。ファイル補保存してリネームしてから再保存で作業といった面倒な事をしなくても大丈夫です。

次に編集中のファイルを完璧に複製するのではなく、選択したレイヤーだけを複製したい場合は、レイヤーのオプションを活用します。まず上図のように最初のファイルの任意のレイヤーだけを選択します。飛び飛びの選択にはControl(MacはCommand)キーを併用して選択します。

ここで、レイヤーのオプションの[レイヤーの複製]を選択します。
[レイヤーの複製]で表示されるオプションパレットの[ドキュメント]を[新規]としてファイル名を指定すれば新規ファイルを生成してくれます。自分自身に追加、あるいは開いている別のファイルを指定することもここで設定出来ます。

新規に複製ファイルを作成した状態です。元ファイルの選択レイヤーだけで構成されたファイルになっていることが確認出来ます。

ちょっと確認したいけれどオリジナルファイルを触りたくない場合に活用すれば作業効率が高まると思います。

Photoshop CC 2018