適当なスナッブ写真からでもちょっと面白い心象風景を作為することが出来ます。ポイントはシンメトリー処理です。
まずソースを用意します。街中で撮影した歩道の写真です。人物が入らないように撮影するぐらいで、特に注意点はありません。
次に歩道部分を消したいので別の日に別の場所で適当に撮影した芝生の写真を用意しました。
ベース写真は11月の撮影、しかし、芝生の撮影は7月でしたのでカラーリングを秋風に調整してみました。
カラー調整した芝生の写真をレイヤーマスクの活用で元画像に馴染ませます。
表示メニューの[新規ガイドレイアウトを作成]にて列を2分割させます。
ガイドラインに合わせてセンター位置を調整します。
センター位置を調整した状態です。
空白になってしまった部分は任意の色で塗りつぶします。続けて全体を選択し、イメージメニューの[切り抜き]にて画面サイズと同等の状態に調整します。
続けてレイヤーの複製を作成し、編集メニューの[変形/水平方向に反転]を実行します。
あとはレイーマスクにて両方を合成します。
合成時のレイヤーの状態です。
全てのレイヤーを1つにし、てからレイヤーの複製を作成して複製レイヤーを150%程拡大して天地方向を合わせます。
拡大したレイヤーの描画モードを[差の絶対値]とし、イメージメニューの[色調補正/階調の反転]にてネガ状態としします。これで拡大前のイメージト坂なりちょっとした心象風景になります。もちろん描画モードは素材に合わせて色々工夫してみると良いでしょう。
味付けとして任意のグラデーションのレイヤーを作成します。
描画モードを[差の絶対値]とするとイイ感じです。
更にグラデーションのレイヤーを複製し、フィルターメニューの[変形/極座標(極座標を直交座標に)]等で変形し、更に[差の絶対値]にしても面白い結果になりました。
上図は最終的なレイヤーの状態です。
Photoshop CC 2018