金曜日, 12月 28, 2018

Excel
表示形式とシリアル値とユーザー定義

Excelで大切なのは計算結果もそうですが、表示形式が重要です。例えば"1234"という数値を入力したとします。"1234"は、数値であれば問題無いのですが、これを日付にすると"1903/5/18"となってしまいます。これは、Excelが数値をシリアル値で管理していることによります。シリアル値は、"1900/1/1"が"1"というお約束になっています。ですからそれ以前の処理は通常の関数処理では出来ません。

常に計算結果がどのように表記されているかの確認を取りましょう。必要に応じてホームメニューの[数値]の設定を変更します。[数値]では上図のようにデフォルト設定の他にユーサー定義も用意されています。

例えば"1234"を時刻に設定すると"1903/5/18  0:00:00"となります。ここでデフォルトの時刻表示が24時間でリセットされるのを、ホームメニューの[数値/ユーザー定義]にて"[h]:mm:ss"として時刻のみをリセットされないように設定しすることで"29616:00:00"と時刻表示になります。2万9千6百16時間ということです。またシリアル値では1日が"1"なので、1時間は"1/24="で約"0.0417"となります。12時間が"0.5"というわけです。ですから、アルバイトの給与計算のように、時刻に時刻以外の数値を掛けるような場合は計算式の中の時刻に24を掛ける必要があります。パーセント表示にすると"123400%"に、指数表示なら"1.E+03"といった具合に表示形式を間違えるとトンで寝ない結果になってしまうので要注意です。

Excel 365 2018