木曜日, 3月 23, 2023

How to Pencil2D 01 
Pencil2Dはシンプルなフリーのアニメツール

Windows、macOS、Linuxにも対応したフリーのアニメーションツールPencil2Dが軽くシンプルで気に入ってしまいました。古くはFlash SWF書き出し専用?だったようですが、最新バージョンではMP4、AVI、WebM、APNG、GIFアニメの書き出しが出来るようになって居ます。ということで、数回にわたって使い方をアップします。


サイトに入ると英語表記ですが、ダウンロードしたツールは日本語対応しています。[Download]をクリックすると・・・

使用する自分のOS用をクリックします。なお、Windows11でも問題なく動作していますが、Windows10以降は64ビット版です。以降は基本的にWindows11での画面で説明します。

上はWindows版の起動画面です。上部のメニューバーでは、ファイルの読み込みや保存、画像の読み込み、レイヤーの追加などを行います。下部には、キーフレームを記録する時間軸があります。

左右には、ウインドウメニューと連動したドッキング可能なツールウィンドウがあり、ツールや色の選択、設定の選択などができます。

中央のキャンバスサイズは無制限で、真ん中にある白い長方形は、カメラフィールドです。デフォルトサイズは800x600ピクセルですが、カメラレイヤーをダブルクリックすることで変更可能です。カメラフィールドを大きくすれと、使用するRAMとPCのパワーが必要とします。

上がmacOS版の起動画面です。なお、macOS版は「開発元が未確認のMacアプリケーション」と表示して起動出来ません。これは、Appleに登録されていないアプリケーションを開こうとするときにでる警告ダイアログです。こんな時はControlキーを押しながらアプリケーションアイコンをクリックして表示されるショートカットメニューから「開く」を選択すれば開けます。この処理は最初の1回だけで、次回以降はPencil2Dはセキュリティ設定の例外として保存されるので、普通に起動出来ます。

メニュー(上下)はこんな感じです。

macOS版はFinder側にメニューが表示されますが内容や位置に若干の違いがあります。

上は・・・
左)macOS版だけに表示されるPencil2Dメニュー
中)Windows版ヘルプメニュー
右)macOS版ヘルプメニュー

上は・・・
中)Windows版編集メニュー
右)macOS版編集メニュー

用意されている基本ツールは・・・

(A)クリア 【キャンバスクリア】
選択しただけでキャンバスを完全クリア。

(B)鉛筆 【鉛筆風ペン】
筆圧に対応した鉛筆風ブラシ。

(C)消しゴム 【消去】
筆圧に対応した消しゴム。

(D)選択 【描画エリアの選択】
選択外をクリックで選択解除。

(E)移動 【オブジェクトの移動】
範囲選択した部分を移動させるル。

(F)ペン 【ペン風ブラシ】
筆圧に対応したペン風ブラシ
ベクターレイヤー上では、点線(下書き)として表示される。
点線は、書き出された映像上には表示されない。

(G)手のひら 【移動、拡大】
マウスドラッグでキャンバスを動かす。
Ctlrマウスドラッグで、キャンバスをズームイン / アウトさせる。
macOSもCtlrマウスドラッグ。
Altキーを併用するとキャンバスを回転できます。
macOSの場合はOptionキー。
どのツールを利用してても、Zキーでキャンバスは30度回転。
※ 2023/03/25 回転処理について追加

(H)折れ線 【直線描画】
クリックで折りたいポイントのスタート位置または変更を指定。ダブルクリックで描画終。

(I)バケツ 【塗りつぶし】
ベクターレイヤー上では、囲まれた空間にのみ有効。

(J)スポイト 【カラーピッカー】
キャンバス上の任意の位置の色を選択。

(K)ブラシ 【筆風ブラシ】
筆圧に対応した丸筆風ブラシ。

(L)指先 【ぼかし修正】
ベクターレイヤー上に描いたオブジェのラインを修正する。
クリックすると支点が表示され、それをドラッグしてラインの修正を行う。デフォルトのボカシ形状は四角ですが「輪郭をぼかす」でいい感じになります。

Pencil2D 0.6.6