Illustratorの無駄知識(ワープ円弧編)です。
Illustratorの効果メニュー[ワープ]>[円弧]を任意の直線に対して実行すると綺麗な半円が生成されます。この半円の規則性をチョット実験してみました。
100mmの直線に対してカーブ値を10%刻みで実行したのが上の状態です。
カーブ値100%の半円は直径100mmの円の輪郭には合致しませんでした。
次に直径100mmの円の類直方向を10%刻みで変形したモノが上の緑の線です。[ワープ]>[円弧]の結果と両端が合致していません。
今度は0〜100%を均等に分割した位置に成るように手動で描いたもの(赤のライン)と比較してみました。実は[ワープ]>[円弧]でのカーブの%は整数しか受け付けないので微調整が出来ません。
処理結果を整理したのが上の表です。
カーブ結果 → [ワープ]>[円弧]結果の円弧の高さ
カーブ結果比率 → カーブ結果の比率
正比率連動値 → [ワープ]>[円弧]で正比率に近い設定。
神経質に対峙すると気になってしまいますが、[ワープ]>[円弧]は正確な作図を行うためのツールではないので、この結果はバグでも何でもありません。誤解しないようにしてください。