MS-Wordでは配置した画像をロックする方法が公式には用意されていません。しかし、ちょっと工夫するとソレが可能になります。ここでは鉛筆で描いた下絵を元にトレースする手順で説明してみたいと思います。
まず下絵を用意します。失敗したコピー用紙などの裏などを私はよく使っています。作成したらスキャンしてWordに一旦読み込みます。
読み込んだ下絵をControl-Xでメモリーに読み込みます。Macの場合はcommand-Xです。続けて挿入メニューのヘッダーを選択し、ヘッダー編集画面になったところでControl-Vにてメモリーに読み込んだ下絵を配置します。Macの場合はcommand-Vです。配置はヘッダー部分では無くて本文位置にも配置出来るので任意の位置に移動させ、あとはヘッダー編集モードを抜けるだけです。ヘッダー編集モードを抜ければ下絵は選択する事も出来ない状態、つまりロックされた状態と哉、透明度も変更されて若干薄くなります。
あとは丁寧に円などの図形を描画してから頂点編集を行い、下絵に合わせていきます。
パーツ毎に前後関係を意識して頂点編集を行います。上図は頂点編集を完了した状態です。
あとはパーツの前後関係を調整しながらカラーリングを行うだけです。Illustratorをもっているのに何故?と突っ込まれそうですが、Wordでもこのくらいのことは出来るという実験です。
Office 365 2018