日曜日, 2月 10, 2019

写真撮影
技法としてのメンソレータムレンズ

レンズにグリスを塗ってソフトフォーカスにする技法は昔から有りましたが、流石に直接前玉にグリスを塗るわけでは無くて、保護フィルタに塗ったりしました。ということで保護フィルタも躊躇しちゃいますので、ここではナンチャッテ系で処理してみたいと思います。なお、撮影用のレンズはマニュアルフォーカスが出来るモノに限ります。

用意するのはアクリルなどの板。廃棄するクリアファイルなどの表紙をストックしていたので、それを活用しました。腰があって半透明なので色々と活用が出来るからです。そしてメンソレータム。グリスが無いので取り敢えずの代用品です。バセリンみたいなモノでいいわけです。ただしメンソレータムは部屋が臭くなるので要注意。最後にクリア系のアクリル板。透明であればプラスチックでも何でもOKです。なお、アクリル板の加工は90mmの正方形にレンズのヘリコイド部分(ゴムのピントリング)の径に相当する穴を開けるだけです。

上図が展開図です。作例の赤い部分が切り取ってしまう部分です。

上図は実際にカメラに装着した状態です。展開図の中心部分の4本の線がレンズに固定しますが、外れそうな場合はマスキングテープなどで仮止めすると良いでしょう。実際にメンソレータムを塗るクリア板は本体にクリップで留めているだけです。

撮影に用意したフィギュアです。

取り敢えずザックリとメンソレータムを塗ったのですが、塗りすぎでした。

今度は薄すぎて中途半端な状態隣ってしまいました。

コツとしてはレンズの中心部分には塗らないことです。いや、レンズのどこかに塗らない部分を残すことです。メンソレータムの臭いと格闘して色々と実験をしてみてください。

OLYMPUS PEN Lite E-PL1s
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH2

フィギュア撮影
Panasonic LUMIX DMC-G3Ai NIKKOR 50mm F1.8