Illustratorでの処理で破線設定の落とし穴を発見(大げさ?)したので整理してみました。Illustratorは現在破線設定をコーナー部分を綺麗に井合わせる設定が可能ですが、コーナーをラウンド設定すると処理が狂ってしまいます。
そこで上の宇¥様なパターンを作成します。今回必要なのは真ん中と右端のパターンです。粗い矩形は実際には塗りも線もなしでオブジェクトの上に配置し、両方を選択してパターン登録します。
次にパターンブラシ設定で作成した2つのパターンを指定してパターンブラシを作成します。なお、作成したパターンのサイズがデフォルトの線幅になる事を意識してください。ココから破線の比較です。
左がベースオブジェクト、右が破線設定。青は線設定で破線を指定した結果。緑はパターンブラシを指定した結果です。コーナー部分が無調整なら違いはありません。パターンブラシのコーナーを最初に作成した左端のパターンを使えば同じ結果になります。
ところが、ベースオブジェクトのコーナーを丸めると、線設定で破線ではコーナー部分は不一致になってし舞います。しかし、パターンブラシの結果は良好です。ということで、ほんの少しコーナーを丸めたい場合はパターンブラシを作成した方が賢明なようです。
両者ともベースオブジェクトのコーナーを丸めると、処理結果は同じになってしまいました。また、このくらいコーナーが丸まっていると揃っていなくても気になりません。