土曜日, 9月 24, 2022

露出を決定する18%グレーの反射板は手作り出来ます

質問がありましたので・・・
露出を決定する18%グレーの反射板は簡単に手作り出来ます。

カメラにも露出機能はありますが、ソレは反射光測光なので、入射光測光は専用の露出計が必要になりますが、18%グレーの反射板をカメラで測光することで入射光測光値を得ることが出来ます。

そもそも反射板が18%グレーなのは、

反射率100%、0%のものは存在しないことが前提で、
真っ黒に見えるモノの反射率3〜4%あたり、真っ白に見えるモノの反射率90%を基準とした相乗平均です。

aとbの相乗平均は・・・
((a+b)/2)≧(sqart(a×b))

■真っ黒に見えるモノの反射率を3%、真っ白に見えるモノの反射率を90%で相乗平均を出すと・・・
sqrt(3×90)sqart(270)=16.43

■真っ黒に見えるモノの反射率を4%、真っ白に見えるモノの反射率を90%で相乗平均を出すと・・・
sqrt(4×90)=sqart(360)=18.97

相乗平均を出すと
sqrt(16.43×18.97)=sqrt(311.68)=17.65=18

という感じです。

なお、18%グレーはRGB値で(R119/ G119/ B119)と名あります。
のピー用紙ではなく、専用厚手のマット紙に印刷すると正確です。上の写真は左が専用マット紙、右がコピー用紙。