Photoshopの手品シリーズです。今回は「ぼかしてもぼけない?」画像です。
手順として上のような4000pixel×3000pixelの写真(部分拡大)を用意しました。
ソース画像の各チャンネル毎にControlキー(MacはCommand)を併用してサムネールをクリックして選択範囲を得て、その選択範囲を反転されてレイヤーに展開します。レイヤーには予めチャンネル数分の複製を用意してグループ化させておきます。
チャンネルを反転した選択範囲でレイヤーマスクを作成した状態です。グループの最下部にある白いレイヤーは背景の補佐で、無いとうっすらと背景が透明になってしまうことを補うためです。
ブルーチャンネルを反転した状態
グリーンチャンネルを反転した状態
レッドチャンネルを反転した状態
ここで[フィルタ]メニュー[ノイズ]から[ダスト&スクラッチ]ょ半径100程度で実行します。
レイヤーに直接実行するとこの位に甘くぼけてしまいます。これをレイヤーマスクごとに実行します。
ブルーを元に作成したレイヤーマスクに適応
グリーンを元に作成したレイヤーマスクに適応
レッドを元に作成したレイヤーマスクに適応
全ての処理が完了しても全体は何も変わっていないように見えます。
それでは[フィルタ]メニューの[ぼかし][ぼかし(ガウス)]を実行したらs@4でしょうか?
レイヤーに直接実行すると、やはりこの位に甘くぼけてしまいます。これをレイヤーマスクごとに実行します。
ブルーを元に作成したレイヤーマスクに適応
グリーンを元に作成したレイヤーマスクに適応
レッドを元に作成したレイヤーマスクに適応
全ての処理が完了しても全体は何も変わっていないように見えます。
もえお分かりだと思いますが、実は若干の変化は当然発生しますが、ほとんど誤差の範囲です。これはチャンネルの反転をレイヤマスクを適応したことで、フィルタ処理が適応されるグレーから黒の部分が少なくなっていることに起因しています。まっ、Photoshopで手品する人は居ないと思いますが・・・。
Photoshop CC 2019