金曜日, 5月 03, 2019

Excelのユーザー定義で令和元年表記に

4月上旬にExcelアップデートで和暦に令和が対応になっていますが、元年表記には対応していません。そこで今年いっぱいは元年と表記できるようにExcelを調整してみました。といっても処理はメチャクチャ簡単です。

まず普通に日付を入力します。上はデータとしてはA列〜C列まで同一データです。ただし、

A列:デフォルト日付表示
B列:シリアル値表示(表示を標準に設定)
C列:今回紹介するユーザー定義

ちなみに、単なる和暦表記であれば、セルの書式設定で和暦を選ぶだけです。ただし、これでは令和1年になってしまいます。ここでフト思いついたのは、日付と時刻はシリアル値をExcelは基本としているので、シリアル値で表記を分岐させればOKと直感。

平成31年4月31日のシリアル値は43586
令和2年1月1日ののシリアル値は43830
なので、シリアル値が43585以前、あるいは43831以降はそのまま、そうでは無い場合(結果として43586〜43830)の場合は元年表記とすればいいわけです。

Excelで和暦表記したい場合は・・・

[e]が和暦の年を表示する書式設定記号です。

[R4]と表示したい場合は[ge]
[令和14]と表示したい場合は[ggge]
[令和14年]と表示したい場合は[ggge"年"]

と指定すればOKです。

なので、セルの書式設定でユーザー定義を選択し、以下の設定を入力すればOKということになります。※改行せずに一行で入力して下さい。

[<=43585]ggge"年"m"月"d"日";[>=43831]ggge"年"m"月"d"日";ggg"元年"m"月"d"日"

 シリアル値が43586〜43830の場合は普通に表記。そうでなければ元年とする。

上は、C列の該当部分を選択して設定した結果です。

Office 365 2018