用語とサイズ単位に数値入力について、改めて整理しました。
■用語とサイズ単位
DTP作業において、用語とサイズを勘違いすると大きなミスに繋がります。通常InDesign などで日本語組版を行う場合は写植時代のルールを準拠することが不文律となっています。組版に関してはQ(級、H、歯)を、それ以外はmm(ミリ)を使用しますが、基本設計をQ(級、H、歯)で行った残りが結果としてmm(ミリ)という考え方です。
1Q = 1H = 0.25mm
[A]裁ち落とし(ドブ)→ mm
[B]天 → mm
[C]地 → mm
[D]ノド → mm
[E]小口 → mm
[F]文字サイズ → Q/級
[G]行送り → H/歯
[H]行間 → H/歯
[I]文字送り → H/歯
[J]文字間 → H/歯
[G]行送り → H/歯
[H]行間 → H/歯
[I]文字送り → H/歯
[J]文字間 → H/歯
■ダイアログの数値入力の特性
これはInDesignに限った特性ではなく、Adobe のほとんどのソフトで利用可能な特性なので覚えておくと便利です。
●既に12mm と入力されている値に12Q 追加する
12mm+12Q
●既に14Q と入力されている値に2mm 追加する
14Q+2mm
●既に17pt と入力されている値に24Q 追加する
17pt+24Q
●既に20mm と入力されている値に36pt 追加する
20mm+36pt
ダイアログを閉じることなく数値入力などを確定する場合はTAB キーを押すと便利です。これは感覚的に覚えておくと便利なので、ダイアログでのデータ入力の確定はEnterキーではなくてTAB キーと覚えるとよいでしょう。
TAB