火曜日, 7月 26, 2022

InDesign マージンと段落事始め(14)
Excelの表をInDesignへ取り込む手順

Excelの表をInDesignへ取り込む手順を整理してみました。

filename.xlsxで保存したExcelのデータ。
テキスト入力ツールで任意の矩形を作成し、Excelのデータを配置します。
配置直後はサイズが合っていないのでエリアを調整します。
調整後の状態ですが、自動的にルビが付加しているので・・・

ウインドウメニューの[書式と表]>[文字]パレットを表示し、オプションから[ルビ]>[なし]で消去できます。
後は手動でセル幅などを調整します。
これだけで完成ですが・・・

本文のレイアウトに合わせるのは絶望的です。

そこでInDesignのスタイルで調整してみることにします。まず段落スタイルは4つ作成しました。タブ設定はどちらも10文字間隔で2つ作成しています。

基本設定は文字の位置だけです。

表スタイルは1つ。

4つのセルスタイルを指定するだけでOKです。

セルスタイルも4つ。

段落スタイルを指定する点がポイントです。
[セルヘッダー]と[セル_左側]は[段落_センター]を、[セル_本文]は[段落_本文]を指定します。ただ、ここでセルスタイルと段落スタイルのポイントとなる設定を間違えないようにします。

段落スタイルのインデントとスペース


セルスタイルと段落スタイルの関係

全体は上の様に[表スタイル]内で[セルスタイル]を指定し、[セルスタイル]内で[段落スタイル]を指定するという流れです。
スタイを設定したら、あとはExcelの表を選択、Control Cでコピーし、InDesignにペーストします。

続けてペーストしたデータを表メニューの[テキストを表に変換]を[表組みB]を指定して実行します。
処理後の状態です。
プレビューモードにすると、こんな感じになっています。

ここで、表をすべて選択した表スタイルの[表組B]を選択、1行目を表メニューの[行の変換]>[ヘッダーに]にてヘッダー指定すれば完成です。
以下も参考にしてください。

InDesign 17.3