日曜日, 7月 10, 2022

InDesign マージンと段落事始め(01)
ファイル作成とテキスト入力

InDesignの「マージンと段落」に特化した入門講座を始めることにしました。解説はWiondows10環境です。

サイズだけではなく、新規書類は方向(縦長or横長)と閉じ方(横書き左綴じor縦書き右綴じ)を設定します。ここでは縦長、横書き左綴じとします。続けて「マージンと段落」をクリックします。

直ぐにマージン指定のパレットが表示されるので必要に応じて設定します。ここではデフォルトのままで処理しています。

設定後にページが表示された状態です。

ページの追加を手動で行う場合は、右端にあるページパレットの下にある「ページ挿入」ボタンをクリックします。直ぐにページパレットに閣下が反映されます。常に自分が現在どのページで作業をしているかを確認する癖を付けるようにします。

続けてテキスト入力を行います。テキスト入力は、多角形ツールに入れる方法とグリッドツールに入れる方法の2種類があります。まず多角形ツールでの方法は任意の多角形ツール(ここでは長方形ツール)で多角形を描画し、その中にテキストをタイピングします。

なお、ここではダミーテキストを説明しています。

InDesignでは書式メニューから「サンプルテキストの割り付け」を選べばダミーテキストを入力することが出来ます。

グリッドツールでの方法はグリッドツール(横組み)で多角形を描画し、その中にテキストをタイピングします。グリッドツールで文字数や行数、段組名とを設定すれば、ダミーテキストを入力しなくても収まる文字数を把握できます。なお、左端のツールボックスの最下にある表示モードでグリッドを非表示にすることも出来ます。上は標準モード。

もちろんIllustratorと同様にカーニングやトラッキング設定が可能です。上からデフォルトの「和文等幅」「オプティカル」「メトリクス」の設定をしてみました。

●和文等幅
つまり詰めを行わない。ベタ組とも言う。ただし英数字はメトリクスと同様。

●オプティカル
フォント内の文字詰め情報ではなく、ソフト側で文字の形を判断し自動的に詰める。

●メトリクス
フォント内の文字詰め情報を元に詰める。

表示を標準からプレビューに変更した状態。ここでデフォルト設定が左揃えであることを思い出しました。

個人的には欧文同様に左揃えが好きですが、一般的には「均等配置/最終行左」とするべきでしょう。

InDesign 17.3