画像の配置の補足と表示設定について整理しました。
画像の配置はオブジェクトメニューだけではなく、画面上のツールバーでも変更できます。
①フレームに均等に流し込む
②内容を縦横比率に応じて合わせる
③内容をフレームに合わせる
④フレームを内容に合わせる
⑤内容を中央に合わせる
⑥内容を自動認識に応じて合わせる
また、配置画像のクオリティーも変更可能です。デフォルトは一般表示で、高品質表示よりも劣りますが、配置画像が多い場合に高品質表示にすると処理が重くなるので要注意です。
高速表示
一般表示
高品質表示
なお、配置画像は配置しただけではテキスト部分を読めなくなってしまうので、テキストとの関係を、ウインドウメニューの「テキストの回り込み」で調整します。
次に、全体の表示(スクリーンモード)をツールボックス最下部にある「モード切り替え」のアイコンで行います。アイコンをプレスまたは右クリックでモード別のアイコンが表示されます。
標準モード
プレビュー
裁ち落としモード
印刷可能領域モード
まとめると、作業効率優先のInDesign でのデフォルト表示は、
【スクリーンモード>標準モード】
【表示画質の設定>一般表示】
となっています。その為、Illustrator で作成したベジェデータであってもガタガタな表示(ジャギー)に見えてしまいますが、
【表示画質の設定>高品質表示】
とすれば、正確な画質状態を確認することが出来ます。ただし、動作が重くなるので大量に画像を配置しているような場合は確認程度に止めた方が賢明です。
また、IllustratorではIllustrator間でベジェデータをコピー&ペーストすることは問題ありませんが、Photoshopなどから経由したビットマップ画像のコピー& ペーストはトラブルの元になるので行わないように注意する必要があります。また、InDesign では、後処理に影響が出るので、いかなる状況であっても絶対に他のアプリケーションから任意のデータをコピー&ペーストしないように注意が必要です。
InDesign 17.3