質問回答編です。Illustratorのブラシ機能の面白い使い方を整理しました。セミナーで昔から披露しているネタです。ただし、昔は一部の処理手順が機能の関係で異なっていました。
まず適当な矩形を佐作成します。
矩形を選択し、オブジェクトメニューの[パス]>[段組設定]にて上の様に間隔は0で列数を適当な値で分割します。
分割した矩形は全て独立してグループ化されていません。
全体をライトグレーにしてから左または右端の矩形1をダークグレーで塗りつぶします。線の設定は無しです。
そのまま全体を選択して、編集メニューの[カラーを編集]>[左右にブレンド]を実行すると上の様にグラデーション風に色分けされます。
続けて、オブジェクトメニューの[変形]>[個別に変形]にてランダムにチェックを入れてから、垂直移動の値を適当に増やします。
だいたい上の様な結果になります。
ここで、編集メニューの[カラーを編集]>[オブジェクトを再配色]を実行し、表示されるパレットの下部にある[詳細オプション]をクリックします。続けて表示される上のようなパレットの右端にリストアップされている予め用意してあるスウォッチグループを選択し、画面中央の[カラー配列をランダムに変更]と[彩度と明度をランダムに変更]を適当に数回実行します。
これでランダムな細長い矩形の塊が完成しました。
そのままアートブラシにて方向を左から右に設定して登録します。
登録したデータを任意の円に指定すると上の様なイメージが出来ます。
アートブラシにて方向を上から下に設定して登録します。
登録したデータを任意の円に指定すると上の様なイメージが出来ます。これらの流れ場基本的な処理なので、色々と工夫すると可能性は無限ですね。
Illustrator CC 2021