ZBrush無印とCoreのアップデートが行われましたので相互互換について整理してみました。
無印(ZBrush)2021
Core(ZBrushCore)2020.1.4
mini(ZBrushCore mini)2020.1.6
Scluptris(Scluptris)Alpha 6
なお、以下は過去の関連データです。
ZBrushファミリーのデータ互換検証 2020/06/17
結論から先に言うと、CoreはまだiMage3Dデータを読み込むことは出来ませんが、無印は可能になりました。ということでminiしか所有していない場合はカラーリング設定は絶望的ですが、Coreを持っているminiユーザーであれば、CoreでUVカラーリング設定してzprで書き出します。
書き出したデータをminiで開いてiMage3Dで書き出せばカラーリングを設定したMage3Dデータを作成することが出来ます。
新しい無印であればファイルメニューの[開く]で読み込むことが出来ます。もちろん[別名保存]にてiMage3D形式のファイルを書き出すことも出来ます。
miniで作成したiMage3Dデータを無印で読み込んだ状態です。
当然編集も可能です。ネットにiMage3DをアップするとZBrushユーザーはそれらを自由に編集出来るので使い方に注意が必要かも知れません。ただし、miniで作成したiMage3Dは無印でも編集可能ですが、無印で作成したiMage3Dは無印でしか編集出来ません。
お互いとの互換系を整理したのが上の表です。現状でも無印からminiへの互換性はありません。Coreとは次のバージョン待ちですね。
無印(ZBrush 2021)
Core(ZBrushCore 2020.1.4)
mini(ZBrushCore mini 2020.1.6)
Scluptris(Scluptris Alpha 6)
Core(ZBrushCore 2020.1.4)
mini(ZBrushCore mini 2020.1.6)
Scluptris(Scluptris Alpha 6)
今回改善された部分を赤字で示しました。 ■iMage 3Dデータ作成
無印 ストレートに書き出しCore ZPRで書き出す→miniで開き書き出し
mini ストレートに書き出し
Sculptris 不可
■無印にデータを渡す
Core ZPRまたはOBJで書き出す→無印で開く
mini ZPRで書き出す→無印で開く
iMage 3Dで書き出す→無印で開く
Sculptris OBJで書き出す→無印で開く
※Sculptrisの場合はGoZで無印に送ることも出来ます。
■Coreにデータを渡す
無印 OBJ形式でエキスポート→Coreで開くmini ZPRで書き出す→Coreで開く
Sculptris OBJ形式でエキスポート→Coreで開く
■miniにデータを渡す
無印 不可
Core ZPRで書き出す→miniで開く
Sculptris 不可
■Sculptrisにデータを渡す
無印 OBJ形式でエキスポート→Sculptrisで開く
Core OBJ形式でエキスポート→Sculptrisで開く
mini 不可
無印 ストレートに書き出しCore ZPRで書き出す→miniで開き書き出し
mini ストレートに書き出し
Sculptris 不可
■無印にデータを渡す
Core ZPRまたはOBJで書き出す→無印で開く
mini ZPRで書き出す→無印で開く
iMage 3Dで書き出す→無印で開く
Sculptris OBJで書き出す→無印で開く
※Sculptrisの場合はGoZで無印に送ることも出来ます。
■Coreにデータを渡す
無印 OBJ形式でエキスポート→Coreで開くmini ZPRで書き出す→Coreで開く
Sculptris OBJ形式でエキスポート→Coreで開く
■miniにデータを渡す
無印 不可
Core ZPRで書き出す→miniで開く
Sculptris 不可
■Sculptrisにデータを渡す
無印 OBJ形式でエキスポート→Sculptrisで開く
Core OBJ形式でエキスポート→Sculptrisで開く
mini 不可