水曜日, 8月 12, 2020

Visual Studio Basic_03 
簡単な複数処理にレイアウトと整列

色々なパーツを配置するにあたり、レイアウとト整列をマスターしないと見栄えも悪く完成度も落ちてしまいます。Visual Studio BasicにはIllustratorの整列と同様機能が組み込まれているので効率よく使いこなすと良いでしょう。ここでは前回のデータの続きから入ります。

前回のデータのプチアレンジで[朝のあいさつ]をクリックすると「おはよう」と表する状態です。ここで、朝、昼、夜のあいさつボタンを作成して、表示内容をボタンに会わせるプログラムに変更します。

ここでの処理は難しいものではなく、ボタンを3つ作成するだけです。そのような場合は、既存のボタンを選択し、Control Cでメモリーに読み込み、Control Vで配置します。どのパーツもそうですが、最初に作成したモノは1で次からは連番で2、3・・・なります。ここでは[Button1]をコピー(Control C)& ペースト(Control V)することで、[Button2][Button3]と廉人となって配置されます。もちろんText名などはそのままです。ただし、[Button]としては自動的に分類されています。また、作例では既に[Button1]にプログラムを記述していますが、コピー(Control C)& ペースト(Control V)で作成された複製類にはプログラムデータは含まれません。

[Button1]〜[Button3]が出来たらそれぞれをダブルクリックし[TextBox1]に表示するテキストデータを記述します。

「-----------------」は区切り線なので記述の必要はありません。
青字は自動入力部分で修正の必要はありません。
黒字が入力部分です。

-----------------
Public Class Form1
    Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
        TextBox1.Text = "おはよう"
    End Sub
-----------------
    Private Sub Button2_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button2.Click
        TextBox1.Text = "こんにちは"
    End Sub
-----------------
    Private Sub Button3_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button3.Click
        TextBox1.Text = "こんばんは"
    End Sub
End Class
-----------------

実際のソースと、ここでの表記の違いは以下の通りです。

「-----------------」は区切り線なので記述の必要はありません。

ちなみに[Button1]〜[Button3]は、それぞれ[朝のあいさつ][昼のあいさつ][夜のあいさつ]とリネイムし、3つの[Button]を選択し書式メニューの各コマンドで配置調整します。なお、[TextBox1]のフォントサイズを24ptに変更しました。変更したことでボックスのサイズが自動的に調整されます。

デザイン画面上のどんなパーツ同士でも調整可能なので、上手に使い込むとよいでしょう。

レテアウトが完了したらデバッグです。3つのボタンが正しく処理されていれば完成です。

最後にプログラムを起動したときに表示される左肩の名称は自動的に[Form1]となっていますので、これを変更します。変更には2種類有りますが、[Form1]の部分をダブルクリックしてソースコード編集画面に切り替えます。

-----------------
    Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles MyBase.Load
       この行に記述します。それ以外は一切変更しません。
    End Sub
-----------------
ブランク行に
Me.Text = "Greetings"
とタイピングします。
文字は全て半角英数字です。「=」の前後には自動的に半角スペースが入ります。

[Me]は、自分自身のオブジェクトへの参照を示します。
-----------------
    Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles MyBase.Load
        Me.Text = "Greetings"
    End Sub
-----------------

これで左肩の表示が[Greetings]になります。もう一つの方法は、パレットを選択し、プロパティーの[font>Text]をForm1からGreetingsに変更する方法ですが、前記した方法で処理すると覚えた方がよいと思います。後記の方法だと上手くいかない場合がありました。

※2020/08/26更新
プロパティーの[font>Text]をForm1から変更したい文字列に変更で問題ありません。

何か処理を行ったら必ずデバッグをする癖を付けます。

Visual Studio Basic 2019