modoには高密度のポリゴンデータを自動的に軽減させる[自動リトポロジ]という機能があります。その使い勝手を簡単に整理してみました。個人的にはローポリばかり作って居るのであまり頻度がないのですが、フリー素材や写真から自動生成した高密度3Dデータなどを処理する場合に重宝するかも知れません。
まず以前使った金魚のデータを故意に高密度に変更してみました。上は元データです。
高密度化にあたってはZBrushに読み込んで無理やり高密度に変更してOBJで書き出しました。
高密度化したデータをmodoに読み込んでから、形状メニューの[自動リトポロジ]にて上の節邸をします。デフォルトの相対ポリゴンターゲット数は33.3%ですが、高めに設定し手数回繰り返した方が結果は良好です。ということでここでは50%にしました。
1回目の処理結果です。続けて同じ設定で[自動リトポロジ]を実行します。
2回目の処理結果です。続けて同じ設定で[自動リトポロジ]を実行します。
3回目の処理結果です。いい感じにローポリ化していますが、ポリゴンがシンメトリーではありません。
そこで最初の[自動リトポロジ]実行前にX軸対称にチェックを入れてみました。
結果は上の様に中心部分に隙間が出てしまいました。これはZBrushを経由したからなのかmodoの使用なのか、ちょっと良くわかりません。最悪「シンメトリー調整は2種類から選択」で紹介した手動処理で調整すれば問題ないでしょう。
modo 14.0v1