Illustratorでの数値入力関連は長く小数点下2桁までと思っていたのですが、ちょっとイタズラしていたら3桁までOKだと気が付きました。これでかなり正確な、いやほとんど完全な数値処理が可能になります。
まず直径α(任意の値)mmの円と、一辺がα(任意の値)mmの正方形を作図します。
ガイドとして垂直・水平線を描きます。
垂直・水平線に合わせて上図のような三角形を作成すると、ピタゴラスの定理で[ルート2]という値が出て来ます。
この関係を回転させれば、四角形の対角線の半分が[ルート2]だと判ります。
つまり、最初に描いた正方形と円を1ユニットとして、[ルート2]だけ拡大すれば上図のように正確に元の正方形のコーナー部分に拡大した円が外接することになります。[ルート2]は1.41422です。つまり、141.422%すればよいわけです。
同様にして元のユニットの円に内接する縮小の場合は、[ルート2]の半分なので、0.7071なので、70.710%にすれば良いことになります。
Illustratorでプレビューを外して最大表示にしてもバッチリです。これからは3桁で積極的に攻撃ですね。
Illustrator CC 2020