土曜日, 2月 15, 2020

ZBrushのUV展開で鰺の開き状態を作成

ZBrushのUV展開でペイント状態を鰺の開き風に確認出来ます。

モデリングが完了したらペイントに入ります。

まず[Zプラグイン>UVマスター]にて[クローンで作成]をクリックしてから[アンラップ]をクリックします。

[クローンで作成]をクリックした段階でモデルが一回り大きく表示され、全体に白く塗りつぶされたようになります。

ここで[ツール>UVマップ]にて[モーフUV]をクリックすると、モデルデータがアニメーションして鰺の開状態になります。なお、[ジオメトリ>ダイナミックサブディビジョン]にて[ダイナメッシュ]を選択して表示を滑らかにしていると[モーフUV]を実行することが出来ません。

鰺の開き風になった状態。この状態でも回転などのモデリング処理は可能です。ちなみにペイント処理は裏も表も同じ結果になります。

ここで適当なペイントを実行し[ツール>UVマップ]にて[モーフUV]をクリックすると、このペイント結果を反映したモデルデータになります。

上がその結果です。ただし、繋ぎ目が何処なのかを把握していないと、上の様に残念な結果になってしまいます。

逆にモデルデータに対してペイントを行うことで繋ぎ目はシームレスになります。

モデルを鰺の開きにせずにペイントしてから開いた状態が上です。手順は逆の方が賢明ですね。

これはデカール処理でも同様です。

開きの状態は戻した時に無残になってしまいます。

あくまでもモデルデータに対してペイントを行った方が賢明でしょう。

開いた状態で細部の修正と考えればとても便利な機能だと思います。なお、解像度が低い手デコボコが大きく、ペイント処理も甘くなってしまいます。

ZBrush 2020