金曜日, 9月 24, 2004
見ているようで見ていない
調べ物をしているときに頻繁に見ていたはずの雑誌やカタログに、その仕事が終わってしまった後になって『げっ、こんな資料あったっけ?』みたいな事に遭遇 することが時々ある。要するに焦っていたときには気がつかなかったが、冷静になれば気がついたということである。文字校正などで一番大きなタイトル文字の ミスを見落としてしまうのと同じなのかもしれない。イラストの仕事などでも途中で画面から離れた位置で客観的に見る癖を付けるようにしている。これは手書 きの時代からのお呪いだ。知らないうちに自己中の世界にのめり込んでしまうからだ。リズムに乗れないときは何をやってもダメなのと同じかもしれない。スラ ンプとまでは行かなくても、そういった状況は味一重でいつも背後に迫っているような気がする。(column: 1639)
ラベル:
Column