金曜日, 11月 04, 2022

Excelプチ復習 
シリアル値と絶対参照

Excelのシリアル値と絶対参照について再整理しました。

時給[E5]に勤務時間[E5]を掛ければ給与が出ますが、
=F2*E5
としても
2144にはならず89.333333となってしまいます。
これはExcelが1日を1として処理していることによります。
厳密には1900年1月1日1として処理しています。
これをシリアル値といいます。

そのため、時間に時間外の値を掛ける場合は24倍する必要があります。
よって時給[E5]に勤務時間[E5]を掛けるときは、
=F2*E5*24
と記述します。これで2144と正しい値を得ることが出来ます。
処理結果を通過表記としてフィルを実行すると結果はボロボロになってしまいます。

これはExcelの基本が相対参照であるのに、作例では時給が[F2]に固定されていることを無視した結果となっています。そこで全員が[F2]を確実に参照(絶対参照)とするために、ファンクション4のキーで絶対参照とします。

絶対参照にしたいセルは時給を表示している[F2]なので
[F2]をクリック直後または選択後に【Function4】キーを叩きます。なをクリック数で意味が異なってくるので要注意です。

【Function4】キーを1回クリック [$F$2] 列、行とも絶対参照
【Function4】キーを2回クリック [F$2] 行のみ絶対参照
【Function4】キーを3回クリック [$F2] 列のみ絶対参照
【Function4】キーを4回クリック [F2] 元の相対参照に戻る

※なお一般的に【Function4】キーは【F4】キーと記述します。[F4]セルとは異なるので注意してください。【Function】キーはキーボードの上にあるFで始まる特別なキーのことです。

【Function4】キーが使えない場合は以下を参照してみてください。