Illustratorでのパターン作成はとても便利になっていますが、受新井の方法もまだ生きています。今回は銃声の方法でパターンを作成する時の描画モード問題を整理してみました。
まずベース矩形を一番下に配置して上図の様なパターンのベースを作成しました。なや、葉の形のみ描画モードを[乗算]に設定しています。
全体を選択してパターン作成を実行すると、予想外に葉の部分が濃くなってしまいました。これは[乗算]に設定した葉の矩形から外れている部分もパターンのタイリング時に活用されていることを意味しています。つまり、本来は見えていないはずの矩形の外の部分も処理的には生きていると言うことになります。
そのままパターンを作成して展開すると上図の様にイメージはぶち壊しになってしまいます。
このように描画モードを含んだ状態でパターン登録したい場合は、パターン部分を予め櫳クリッピングマスク処理をしておくことをお薦めします。もちろん一番下に無色の矩形を別途配置している必要はあります。
クリッピングマスク処理をしたパターンのベースをパターン登録します。前回のような問題は発生しません。
上図は、正しく登録したパターンによる展開結果です。古い方法も意外と役立ちますね。
Illustrator CC 2018