2019年8月15日に行った画像処理テクニック講座135の補足説明です。
Photoshopで選択範囲を活用して輪郭処理を遊びたいとき、Photoshopだけではどうしても地味になりがちで修正も面倒臭いです。そこで、後処理をIllustratorに任せ、リンク配置でライブ修正が出来るようにするとかなり面白いです。
メインオブジェクの選択範囲を拡張します。ギリギリだとIllustratorでの処理がキャラクターに被ってしまいますので・・・。
選択範囲をパスに変更し、そのまま書き出しにてIllustratorのパスとして書き出します。
書き出したパスをIllustratorで開きます。開いた直後は無色透明設定なので、取り敢えず黒で線をカラー設定します。ただし、ブラシによっては図の赤い部分のように境界線からはみ出しまう場合があります。
境界線からはみ出てしまったままでPhotoshopにリンク配置すると、削れてしまって見苦しくなってしまいます。
そこで、Illustrator上でパスの位置を調整したり、枠をアートボードツールで拡張するなどの対処が必要です。
あとはIllustrator側でユーザー作成したブラシも含めて色々遊んでPhotoshopで確認の流れですね。もちろんIllustratorでデータを保存する場合、ここでは線の色を白にしましたが、Photoshop上で設定したい色にする必要があります。
Photoshopだけでは難しい処理もIllustratorデータをリンクは位置することでかなり可能性が出てくるのではないでしょうか?
Photoshop CC 2019
Illustrator CC 2019