火曜日, 4月 11, 2006

回転させてもズレが発生するグラデーション



たった1つのグラデーションであっても回転させながら組み合わせることで、有機的なデザインイメージを簡単に作り出す巣事ができます。



Photoshopに限らずIllustratorでも正確に方向を設定したグラデーションをいくつも回転させながら組み合わせ、それぞれの描画モードを【スクリーン】や【乗算】で重ねると問題はないのですが、【差の絶対値】で重ねると有機的な誤差のような部分が予想外のイメージを生み出します。例えば上の【図】のようにPhotoshopで同じグラデーション複製を合計4つ作成し、それぞれを90度づつ回転させ、描画モードを【差の絶対値/不透明度=100%/塗り=100%】に設定すると下の【図】のようにイメージを変化させます。下の【図】は一番下のレイヤーに対して2つ目のレイヤーを【差の絶対値】を乗せた時のイメージという具合にそれぞれのレイヤーの状態を視覚的に表したものです。



このようにして作成したイメージを1つのイヤーとして結合してから【フィルタ>表現手法>ソラリゼーション】を実行後に【イメージ>色調補正>自動レベル補正】を実行すると冒頭のイメージを得ることが出来ます。基本を理解したら少しへそ曲がりなデータ同士で処理を行ってみると、面白い予想外の効果が期待できるはずです。