土曜日, 6月 20, 2020

Excel_02 
四則演算と基本関数

四則演算(加減乗除)と基本関数(SUM、AVERAGE、MAX、MIN)です。ポイントは記述が一般的な数式とは逆と言うことですね。

例えば、250円リンゴを7つ買うと幾らですか?(消費税は無視)
一般的な数式で記述すると 250×7= となりますが、Excelでは =250*7 となり、実際には[=(リンゴの単価が記述されているセル)*(リンゴの個数が記述されているセル]となります。なお、足し算と引き算は同じ符号ですが、掛け算(乗算)と同様に割算は符号 ÷ / となります。整理すると、主な算術演算子は・・・

割り算(除算)の記号は / の方が分かり易いですね。ちなみに文字列以外はすべて半角英数字で処理します。

ということでダミーデータを用意しました。特に指定しなければ文字列は左上揃え、数値は右上揃えになります。デフォルトでは行の高さが1文字分程度なので上か下かは判別できません。調整したい場合は、ホームタグの[配置]で列ごとあるいは行ごと調整します。

基本関数である(SUM、AVERAGE、MAX、MIN)はオートSUMで処理出来ますが、考え方して以下の様になります。
[=関数(セルの範囲)]→[=関数(A1:A20)]
果物の単価の合計は合計値を入れるセル[B14]を選択し =SUM(B2:B13) とタイピングします。あるいは B14 を選択し、ホームタグの[編集>オートSUM>合計]を実行します。範囲が間違っていないか確認することを忘れないようにします。なお、タイピングで入力するときは小文字で入力しても確定後は自動的に大文字になります。

付けて同様にして販売個数の合計といいたいところですが、単価合計 =SUM(B2:B13) に対して個数合計は =SUM(C2:C13) で合計値のセルも C14 と1つズレるだけなので、 B14 のセルをフルすることで個数合計が出ます。フィルはとても便利なので積極的に活用すると効率アップに繋がります。

続けて売上高を計算します。[単価×販売個数]ですね。ということで、リンゴから計算するので D2 を選択し = とタイプしてから B2 をクリックし * とアスタリスクをタイプします。最後に C2 をクリックしてEnterで完了です。数式的には最後に ) で閉じますが、最後の ) は自動的に入力されます。

りんごの計算が完了したら、あとはフィルで一気に処理してしまいます。単価合計と販売個数の時と同様に、リンゴ以下の計算は全て相対処理になっているのでフィル処理が出来ます。

ここで折角なので平均(AVERAGE)と最大値(MAX)、最小値(MIN)を計算してみます。数式バーに入力する場合を単この部分で説明すると、実はSUM関数と記述は同じなのです。

合計  =SUM(B2:B13) 選択範囲の合計
平均  =AVERAGE(B2:B13) 選択範囲の平均
最大値 =MAX(B2:B13) 選択範囲の最大値
最小値 =MIN(B2:B13) 選択範囲の最小値

平均値は B15 に求めるので B15 を選択しホームタグの[編集>オートSUM>平均]を実行します。範囲が(B2:B14)と合計値まで含んでいるので(B2:B13)に修正してEnter。最大値と最小値も同様に処理します。なお、平均値を自動入力する方法として、予め(B2:B13)を選択してから編集>オートSUM>平均]を実行すると B15 に修正する古徳正しい値が自動的に入力されます。既になんらかの関数や計算式が途中に入っている場合はこの手順の方が混乱しなくて良いでしょう。ちなみにオートSUMは上側の値、または左側の値に対して処理可能です。

販売数と売上数の平均、最大値、最小値はフィルで処理します。元データが複数であっても処理の流れが相対であれば一気に処理する事が出来ます。

最後に(計算前に設定した方がいいですね)データを見やすいように罫線を加え、色を付けるなどの装飾をすると間違いを少なくすることが出来ます。ちなみにデフォルトで見えている罫線はアタリで印刷などでは表示されません。なお、罫線設定は選択範囲をどうするのか?という考え方でWordと同様です。

Office365 2020