木曜日, 2月 13, 2025

Photoshopのリンク配置と埋め込み配置

質問がありましたので・・・
Photoshopのリンク配置と埋め込み配置の注意点を整理しました。
ここでは3つの画像の合成で解説します。


背景画像

スマートオブジェクトに変換した画像を調整し、back.psdとして保存。


メイン画像

スマートオブジェクトに変換した画像を調整、マスキングし、bear.psdとして保存。


メイン画像の影の部分

メイン画像の複製を[イメージ]>[色調補正]>[白黒]>でグレースケール化し、レイヤーマスクをグラデーションなどで余分な部分を隠し、shade.psdとして保存。



合成結果
新規ファイルを作成し、3つのpsdファイルをリンク配置します。

作成したファイルを別のマシンに移動させると「リンクされたアセットの場所がみつかりません」でエラーが出ます。

別の場所に同一のモノがあれば債設定できますが、それが出来ない場合は全てのレイヤーを選択して結合すれば、取りあえず合成結果は救済できます。

そのため、レイヤーを生かした状態でデーターを提出するような場合は・・・
完成したデータの複製を作成し、リンク配置を[ウィンドウ]>[プロパティ]>[埋め込み]を実行します。当然リンクは切れてしまいますが画像は問題なく配置されます。


 
整理するとレイヤーのサムネールの右下のマークで状況が確認できます。
上図は左端が[リンク配置]、真ん中が[リンク切れ]、右端が[スマートオブジェクト]です。

■リンクを配置

配置した画像を編集すると、元の画像にもその編集が反映。逆に元画像を編集すると配置画像にもその編集が反映。


■ 埋め込みを配置

配置した画像を編集しても、元の画像にはその編集が反映されません。 配置後は直接編集となります。