土曜日, 12月 10, 2005

Fireworksのスタイル処理をIllustratorへ



Fireworks 8はビットマップとベジェが不思議に共存している希少的価値観とでもいうべきソフトで、ユニークな機能が満載ですが、これらをWeb用に限定してしまうのはもったいないと感じていました。



そこで強引に印刷用データとして活用できる方法を模索してみることにしました。まず互換性がありそうでないFireworksのスタイル設定ですが、ここでのユニークな設定をIllustrator上にて手動で再現させることも可能ですが、効率化という意味では非現実的です。また、Illustratorへの書き出しもバージョン7形式までのサポートなので物理的に不可能です。しかし、FireworksのデフォルトフォーマットであるPNG形式で書き出せば、Illustrator CS2でも読み込み可能となります。ただし、注意しなくてはならないのは上の【図】のようにキャンバスを透明に設定しておくことです。Fireworksで生成したPNGファイルをIllustratorに配置すると背景が存在すれば埋め込んでしまうからです。あとは解像度を印刷用に合わせてデータを整理すれば、新機能の【コマンド⇒クリエイティブ⇒シャドウを追加】などの処理も下の【図】のようにIllustrator上へ透明な背景のまま配置することが出来ます。



なお、FriewroksからPNGに書き出すときにパーツごとに分けて書き出せば、その分だけ数回にわたってIllustratorに配置しなくてはなりませんが、ファイルサイズで全体を認識しますので位置合わせも簡単に、下の【図】のように個別に配置することが出来ます。ちなみに下の【図】の矩形2つはIllustrator上で作成した矩形です。